第五十回翠巒祭 合唱部コンサートレポート

前書き

今年も行ってきました、我等が母校の文化祭、第五十回翠巒祭。

今年は新生合唱部になってから四度目、現在の形式でのコンサートを開くようになってから三度目の翠巒祭コンサートです。 かわいい後輩の顔を拝みに(仕事を監視しに?)翠巒祭の約一週間前に行われた合宿と、六月の八日、九日に行われた本祭にお邪魔しました。以下はそのレポートです。

本祭一日目は何かと多忙で行く事ができなかったので、本祭前合宿と、本祭二日目のレポートのみです。

今年の二日目は例年通り、高々・前高・前女・渋高の四校合同…と行きたいところだったのですが、渋高コーラス同好会が参加できなくなってしまったので、今年は三校合同で執り行われました。

2002/06/01 第一部:合宿レポート

今年の翠巒祭前合宿は、五月三十一日(金)~六月二日(日)、二泊三日の日程で行われた。最初はなんでこんな日程で合宿をできるのか謎に思ったが、何のことはない、今年から土曜日が全部休みになったんでしたね。うらやましい。

うららかな、と表現するにはちと暑い土曜日の昼下がりに、翠巒会館におじゃましました。歌ってましたね~合唱部。人数はなんだか少ない気はしましたが、歌は結構サマになってました。指揮をしていた丸橋先生に軽く挨拶して、先生から現役部員に軽く紹介してもらい、そのあとしばし練習の様子をホールの席に座って聞かせてもらいました。しかし人数は俺らの現役のときより少ないのに、完成度は俺らの時以上だなぁ、と思って聞いていて、あとで丸橋先生に話を聞いたところ、なにやらボイストレーナーからトレーニングを受けているそうです(ちなみにその先生は今イタリアに行っていて、トレーニングは中断しているとのこと)。道理で上手くなってるわけだ。
練習風景

ステージを見てみると山台があったのですが、よく見るとなんだか値札がついてたりしていました。どういうことかというと、今年は山台を部員が手作りしたのです。他校から借りて済ませた俺達から比べると、なんという進歩!これはもしや、予算が増えたからできる芸当なのか?と思ったら、予算は据え置きで増えていないそうです。
歌っている現役生たち

一度の休憩を挟むのみで、日が傾くまで練習し続けていた現役生。ナイスガッツ!しかし、その唯一の休憩のときに、なぜか二年生が続々と帰っていきました…。結局、練習終了の時にまで残っていたのは三年生ばっかり。なぜ二年が帰ったのかというと、塾があったそうです。三年が塾に行って二年は練習、ってのが普通なんじゃないかなぁ、と思いましたが、まぁそれも時流なんでしょうかね。
山台に釘を打つ様子
ちょっとひとやすみ
山台調整中

昼の練習が終わって、夜の練習&作業までは休憩&食事タイム。といっても残っていたのが三年生三人+俺だけだったので、いちいち料理するのも面倒だという事になり、近所のマルシェ(ちょっと高級っぽいスーパー)に行って、お惣菜やらご飯やらを買ってきて済まそうという事になった。なぜかスーパーで小一時間も時間をつぶし、夕飯と翌朝の朝食を買ってきて合宿所に帰還。ちなみに夕飯代は俺のおごりでした。全員揃っていたら危険だったと胸をなでおろした次第です。パンフレット原稿作成中

帰ってきてから、あの広い合宿所の食堂に四人で寂しくディナー。その後少し、パンフレット作成の様子を眺めてから、私は自宅に帰りました。合宿所の人の少なさは微妙でしたが、歌のレベルは確実に上がっていたので、本祭での発表を期待しましょう。

2002/06/09 第二部:翠巒祭コンサート二日目レポート

 

野外コンサートをやる少し前に着いたので、少し現役部員と話をしていたら、なにやらOBで受付を担当する事になった。これもいつの間にか慣例となっているらしい。まぁ慢性人員不足の合唱部としては妥当な解決策だろう。
しばらくすると二代目OBのマサキ、ヨシダ、モギも到着し、近況やらいろいろ話をしていたら野外コンサートが始まった。形態は我々がいた頃と変わらなかった。ただ、レベルはやはり上がっていた。
ただ…野外の位置づけが微妙だったかな、という感じを受けた。現役がどういった位置づけで野外に臨んだのかは定かではないが、我々が在籍した頃は、野外はその後にやるコンサートの客寄せ・宣伝という位置づけだった。おそらく今回もそれは変わっていないのだろうが、見ている側には、客寄せという意図が伝わっていないような感じだった。ナカタが拡声器で司会をしていて、その後のコンサートについてもおそらく言及していたのだろうが、ハウリングがひどくて観客側から聞いていた限りでは何を言っているのか聞き取れなかった。あれでは、せっかく足を止めて見ているのにその後に翠巒会館でコンサートをやるという事に気づかずに去っていくという客が多かった事だろう。せっかく模擬店付近に集まっている客の注意を一気に引き付けられるのだから、もっと確実にコンサートの存在を知らせるべきだと思った。たとえば歌っている横に看板を立てておくとか…。
野外コンサートその1
野外コンサートその2
野外コンサートその3

その後、ほとんど間をおかずに会場である翠巒会館への客の入場開始。しかしここで、結構トラブルがあった。簡単にまとめると誘導用サインの準備が全くなっていなかった、という事なのだが、せっかくなので具体的に書くと、第一には受付デスクに「受付」と明記していなかった事、第二には二階の控え室への階段を塞いでおらず、加えてホールへの誘導サインも一つも無かったため、間違えて二階の控え室に行ってしまう客が多かった事。この二点は、受付はOBに任せるという「丸投げ」的意識が原因だと考えられるので、来年以降繰り返される事のないように気をつけてもらいたい。全く冷や冷やさせられ通しだった。余談ではあるが、「女子トイレどこですか」という質問も割と多かったので、トイレへの誘導サインも来年からは出すといいだろう。

コンサートの構成も例年通り。高々単独→男声合同→前女単独→混声合同の順。ただ、選曲はバッチリ変えてきたので、この辺は好感を持てるところ。ただ、受付をやっていて男声合同の途中からしか聞けなかったのは心残り。(翠巒祭のパンフも合唱部コンサートのパンフも受付のところに置いてきてしまったので、詳しい曲名・曲順は分からないので、分かる人は後で掲示板にあげといてください。分かり次第追記します。)
前女音楽部のパートの様子
混声合唱の部終了時の様子

コンサートのプログラムに載っている曲が全て終わった瞬間に、OBはそそくさとホールを抜け出して、俺とマサキはコンビニに走り、残りは受付でのアンケート回収準備に入った。なぜ俺とマサキがコンビニに走ったかというと、差し入れの飲み物を買ってくるためだった。何しろゲストの数が多いもので、ペットボトルが重い重い…。やっとの事で控え室に戻ってきて、ちょっとした講評&反省会が終わるのを待って控え室に入ったら、なんと前女はもう移動の用意。次に何かスケジュールがあって、すぐに移動しなければならなかったそうだ。仕方がないのでペットボトルを三本持って帰ってもらった。しかし予想外だったのでちょっとビックリした。前高にも三本あげたら、こちらは対照的に、大声で「ありがとうございました~!」そして早速飲み始めた。やはりこういった反応は気分がいい。
片付け中

その後会場の後片付けをちょいと見て、俺は翠巒会館を後にした。感想としては、歌は確実に上達しているので、当面の課題はやはり人数の確保かな、という感じだ(現在一年生ゼロ人)。自分達で一から立て直した部活が、今も元気で活動しているというのはやはり嬉しいものだ。今の部員にもそういったOB的喜びを味わって欲しいと思うので、人数(特に一年生)の確保には今まで以上に頑張って欲しいと思う。今の人数でアレだけのものを作れるのだから、人数が多ければ更に素晴らしいものを作れるだろう。今後の合唱部の更なる成長を祈念して、最後に一言。
「来るものは拒まず、去るものは追いまくり」。

巨大壁画の写真
アーチの写真

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